Whistle Life

食と農の話題を中心に、日々の雑感をつづります。

ニートって言うな!

ニート」って言うな!って本を読んだ。 この本では、ニートに関して世の中に蔓延する誤解やその弊害を検証し、本当に解決しなければならない若年雇用問題を提起します。 その検証方法は実に学術的で、「ニート」「青少年」のイメージが間違いであることを犯罪件数などのデータ・統計を基に指摘しているため、説得力があります。 「キレる若者」や「ニート」「ひきこもり」といったイメージは、数としては問題にならない程度の数字であるにもかかわらず世間では過剰に蔓延し、若者一般に適用されます。 「何をしでかすかわからない」「覇気がない」 特殊な事件・事例から若者一般のイメージにつながるのは、もちろんマスコミがそう言いちらかすからなんだろうけど、それが世間の中にすぅーと受け入れられるのにも何かわけがありそう。 きっとそれは特殊な事件・事例が起きたときに、大人がその不可解な事件にひとつの一般解を求めたがるからじゃないかと思う。理解できなくて不安なところを、何かのせい、にすることで安心している。ここでは、その何かが正しいかどうかは別になります。 だから若者の不可解な行動に、ネットのせい、ゲームのせい、根性がないせい、とか言った一方的なレッテルが貼られてしまうんじゃないか、と思います。 ときにそれは冷静に振り返ってみると全く因果関係が証明されていないから、実情に合わなくなるのです。 世間に受け入れられやすい「答え」と本当に解決すべき「問題」は別だったりする。そのギャップを埋めるためには、先に言ったような学術的な見解が必要になってくると感じています。 さっそく、農業関係ないや。
「ニート」って言うな! (光文社新書)「ニート」って言うな! (光文社新書)
(2006/01/17)
本田 由紀、内藤 朝雄 他

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