三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

《園芸コラム》トマトの尻腐れ果発生から対策まで

 

今回もベランダ菜園シリーズです。

ようやくトマトが大きくなってきたかと思い、手にとってみると、

ん?なんか茶色いのシミみたいなものが??

 

 

これからの果実にも茶色のシミが。

 

調べてみるとどうも尻腐れ果の模様です。

もっと酷い症状の写真が結構でてきますが、トマトの果実がお尻から文字通り黒く腐ったような状態になることを尻腐れと呼ぶそうです。

症状だけみていると、菌が悪さをする病気にも見えますが、栄養不足による生理障害です。

具体的にはCaの欠乏が原因と言われています。

 

結構尻腐れというのはトマトの中でももっともポピュラーな症状で、尻腐れ専門のページができているほどです。

 

対策ですが、Ca欠乏ということで単純には肥料としてカルシウム分を与えるということは予想されますが、どうも話はそう単純でもないようです。

というのももうひとつの要因として、カルシウム分がうまいこと果実に行かないということも挙げられるのです。つまり葉っぱがカルシウム分を抱えることで、果実へのカルシウムが欠乏し、尻腐れになるということです。

 

実際に研究結果によると、果実と反対方向にある葉っぱを切り取ると尻腐れの発生が抑制されるという研究結果がありますし、先ほど紹介したページにおいても予防に成功していると報告がありました。

 

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前エントリでも使用した絵ですが、ちょうど花が咲いている180度反対側の葉っぱを切り取るのが良いとされています。(絵でいうと左側)

 

てなわけで、早速我がベランダ菜園でも試してみることとしました。

効果が出るといいなぁ。