年末年始は家族ですき焼きでした。
料理奮闘といいつつ年末ということで、市販の割り下で手抜きすき焼きです。
市販のタレをよく見ると…
関東風?関西風?
うーん、すき焼きに関東と関西の違いがあったのかと感心していると関西風すき焼きの説明に気になるワードが。。。
関西風すき焼きのルーツは、農具の鋤で肉を焼いて食べたのが始まりと言われています。
農具の鋤とか言われたら、農業系ブログを標榜する(?)当ブログにとっては聞き捨てなりません。
農具の鋤って、あまり耳馴染みのない言葉ですので早速ウィキペディアで調べてみました。
鋤(すき)とは、農作業や土木工事に使用された、地面を掘ったり、土砂などをかき寄せたり、土の中の雑草の根を切るのに使用される道具、農具である。
鋤って何
読む限り現在はシャベルにとって代わられてほとんど使われていないようです。
私自身もモノは見た事ないですし。
農具で焼くとか汚くない?
なんとなく、農具で肉を焼くというのが、現代の衛生観念的によろしく無いような気もするのですが、そこはやはり昔とは違う部分なんでしょうね。
牛肉って高級料理じゃ?
あと、違和感なのは、牛肉って今もそうですが、昔はもっと高級食材だったはず。
そんな牛肉と農具の鋤っていうのがあまりリンクしない感じはしますよね。
と思って調べてみるとやはり最初はイノシシ、シカ、カモシカ、鴨などの肉を焼いていたようです。
こうしてみると家畜の肉とも違うようなので農家が狩猟した鳥獣の肉や場合によっては野菜を焼いてたんでしょうね。味付けに醤油や砂糖をつけてようです。
私のしっているすき焼きじゃなーい
そう、鋤で焼くとか、もはや焼肉じゃないのかというツッコミもありつつ。
どちらかというと、関東ルーツの牛鍋に近いものがあるようですね。
牛鍋も元々の味付けは味噌と醤油だというし、肉も現在の食べ方のような薄切りではなく、ブツ切りだったようです。
牛肉食べる文化が明治の文明開化に入ってからですから、それから農民の間で行っていた鋤焼きとミックスして、牛肉を日本流で食べる方法として、牛鍋などに発展して、現在のすき焼きの形になっていったのかもしれません。
外国の食文化を取り入れるという意味では、ラーメン・カレーに代表される日本的な食文化の発達がすき焼きにもみられると言えるかもしれないですね。