5年ぶりのツアー参戦期待と不安
ミスチルのライブに行ったのは、SENSEのスタジアムツアー以来。
ここ最近のミスチルは、Reflection以降のセルフプロデュースや全て生音のホールツアーなどいろいろ目が離せない。
そこに25周年のツアーときたらこれは参加しなくては。
というわけで5年ぶりの参戦です。思えば子供ができてからは初参戦。
8月5日(土)奇しくも前回参戦と同じ長居ヤンマースタジアムです。
5年ぶりということで大変期待していたのですが、一方で不安もありました。
25周年、配信限定のベスト盤も出ているという状況下、おのずとそのセットリストはシングルなど往年の名曲が並ぶであろうということ。
それはそれでちょっと物足りないのではないかという懸念です。
ミスチルの名曲は、好きすぎて耳にタコができるほど聞いている曲もあるわけで、さらに直近のホールツアーでは普段ならあまりライブで演奏されないマイナー曲も披露されていたと聞き、参加できた人を羨望していたということもあって、聞きすぎた名曲で楽しみ切れるかという不安があったのです。
名曲だからこその魅力が詰まった贅沢な3時間
結論から言います。
そんなしょうもない懸念をして本当にごめんなさい。
今回のツアーは名曲揃いだからこその魅力が詰まった往年のミスチルファンにとっては夢のような3時間でした。
改めてツアーに参加し、感じたこと。
それはミスチルの曲は良い・悪いを超えた僕の人生そのものだということ。
青春時代をミスチルと過ごしてきた私にとっては、1曲1曲ごとに自分が当時過ごしていた場所や付き合っていた友人、恋人、その時自分が感じていた感情などが心の景色として思い起こされるのです。
数年前ベスト盤が出た時に、音源全部持っているのに購入してしまったことを思い出しました。
それはもう音源そのものに価値はなくて、思い出のアルバムを見返すような思いで手に取っていたのです。
ですから今回のツアーはミスチルが25周年を記念すると同時にファン一人一人の、「ミスチルと共に歩んで○○周年記念」でもあると思ったのです。
つまり、今回のようなヒットソングが並べられたセットリストは、ミスチルと共に歩んだ人生を思い起こさせる本当におっさん泣かせのセットリストだと感じました。
今でこそ冷静に文章に落とし込んでいますが、それはもう3回くらいライブ中泣きましたから。
それではここで、セットリストは他のサイトでも公開されているので、ハイライトとなった楽曲だけレポートしたいと思います。
2曲目 シーソーゲーム
どうしたって盛り上がる楽曲。特に映像演出としてエルビス・コステロ風のMVを同時に流す憎い演出。青春ど真ん中だしこの時点で泣ける。
5曲目 Sign
個人的に思い入れのある楽曲。大学時代、オレンジデイズの主題歌と聞いて1話目を観たらそのままハマってしまったのを思い出しました。
10曲目 Simple
桜井さんのMCが印象的でした。この曲がメンバーに歌うように語ってきた。
おそらくミスチルにとっても、ミスチルの一楽曲ではなく、本人たちを離れて楽曲そのものが力を持って逆にミスチルに影響を与えるというかそんなことを思わされました。
弾き語りでシンプルに歌詞を映す演出も良かったです。
14曲目 1999年、夏、沖縄
中盤のハイライトとしてこの楽曲を挙げる人は多いのではないかと思います。それぐらいこれは良かった。
「知らない人もいるかもしれないけれど、自分たちに取って大事な楽曲」
なんといっても聞きどころは、「そして2017年、大阪」からの途中の語りMC部分
10周年を振り返る下りがあるけれど、自分にとってもミスチルの10周年はファンになって年数が浅いこともあって、その盛り上がり方にピンと来ないところがあったけど、その時は違う。幾度となくミスチルに助けられたことか。
観客のみんな全員がミスチルと歩んできたこの10年、20年、25年に思いを馳せていたのではないでしょうか?
思いを共にする最高の瞬間だったと思います。
20曲目 掌 〜 23曲目 エソラ
掌は個人的にとても思い入れのある楽曲。自分が一番ミスチルにはまっていた時期であり、傑作「It's A Wonderful World」を聞きまくって新曲に飢えていた時期で、ラジオで初めて流れたのを聞いた時になんてかっこいい曲だ!って思って本当に印象に残っている曲です。
2017年の今聞いても、ミスチル史上最高に格好いい曲だと思う。
そこからの怒涛の展開は本当に最高に上がりっぱなしで、1999年、夏、沖縄のしんみりモードから一転本当に楽しかった。
光の演出も本当に綺麗で印象的でした。
ラスト 終わりなき旅
やはり最後はこの楽曲。
あんまり過去ばかり振り返ってノスタルジーに浸ってるんじゃなくて、明日からまた頑張ろうって思わされる最後の泣き楽曲です。
まとめ
いつものオリジナルアルバムを提げたライブでは、コンセプトに基づいた演出や構成がされていました。
それはカッコよくて、世界観に没入出来るという意味で毎回その“しかけ”を楽しみにしてたのですが、今回はまさに感謝祭ともいうべき、ある意味ミスチル等身大のライブで、なんとなくいつもよりご本人達もこの「感謝祭」を楽し
んでいるような気がしました。
これからも末長く、活躍してもらいたいと心から願うライブとなりました。
ああ、次に参加できるのはいつだろうか。
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