三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

《ドラマにみる食と農》働く者の魂の解放 孤独のグルメ 第2話レポート

昨日に引き続き、本日も孤独のグルメレポです。

 

孤独のグルメ 【新装版】

孤独のグルメ 【新装版】

 

 

 

 

第2話は、煮魚定食。

これまたはじまりは、井之頭の仕事シーンから。

一話同様居心地の悪い会話シーンが展開されます。本人の意思とは関係なく、どんどん話が進んでいって、あとからどう対処しようか苦慮する宿題が出来る。現代社会でもよくある話ですよね。この辺りの仕事人の苦労が、第2話でも描かれます。

 

そして唐突に登場する公園での、おじいちゃんらとの将棋対決。

かつて親父に鍛えられ、腕には自信があった井之頭だが、連戦連敗 。

やがては取り巻きのおじいちゃんの顔色を伺いながらの気を使う対戦は最高でした。

 

お腹が減って、頭が回らなくなった井之頭は対局を捨て、飲食店探しへGO。

 

今日は家庭料理(和食)のお店へ。グルメ系のドラマですが、

大衆的な飲食店や居酒屋を中心に巡るようです。

 

中に入ると、何やらトラブルに遭っているような現場系の会社員。

これから外回りの侵入会社員。井之頭が席で待っていると、ガラガラと店の戸口を開け、「魚焼いといて」の一言。

なるほど、飲食店を通じた人々の人生模様もぼんやりと見せるつもりなのかと感じました。

注目はオーダーでした。何と煮魚定食の前菜に、「シチュー」が付いてくること。

ギャグかとも思ったけど、やけに丁寧な兄ちゃんが真面目に聞いてくるから面白い。

魚の説明とか、味噌汁を選べたりとか説明がやたらと丁寧で違和感もあったけれど、

実は番組終了後に、「ふらっと久住」という原作者が、モデルとなった店を訪れレポートをするコーナーがあるのですが(実はこのコーナーも面白い)、そこで出てくる店主もやたら人の良さそうな好青年だったのです。

ギャグや演出だと思ったけど、モデルがはっきりするとより味わい深くなりますね。

 

食べ始めると、至福の一時といった感じで、淡々と食事シーンが続きますが、今回もいわゆる飯テロ状態。

今回も前半部の仕事人の苦労からの解放が素晴らしくて、店から出た途端に、将棋のことを思い出す。という良い構成になっています。

 

2話目にして安定感が出てきたようにも思います。