三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ フロム京都

三児 レイ アスカ シンジを育てながら、スキマ時間でカルチャー情報を発信。働き方改革時代の心豊かな生活をお届けします。

《料理奮闘記》東北の食文化芋煮と里芋のこと

里芋って美味しいですよねー。

秋冬野菜の中でも、個人的には特に好きな野菜です。

 

里芋が割とたくさん手に入ったので、里芋の煮ころがしと、東北とりわけ山形の食文化、芋煮を作りました。

芋煮といえば、川原で大鍋で作るイメージですが、今回は家で。

(家で作るのも芋煮と言っていいんでしょうか?)

 

いざ作ろうと芋煮レシピを検索してみると、やや、山形の中でも味付けや食材によって、バリエーションがある模様です。

山形の庄内地方では、豚肉を使用、味付けは味噌。

最上、村山地方では、牛肉をを使用、味付けは醤油。

と言った具合です。

 

何だか同じ名前の料理が地域によって異なるっていうのが、お雑煮みたいですね。

 

今回は、庄内地方の豚肉・味噌のものを作ってみました。

他の食材も余っていたので、大根、人参、ごぼうを投入しました。

ただ、こうなってくると豚汁と変わらないのでは・・・。

 

というわけで完成した芋煮。

味噌と里芋だけで無条件に美味しくなる気がする。

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なぜ東北で広がった?

さて、山形の郷土料理「芋煮」ですが、実は中心食材となる里芋それ自体は山形が産地ではありません。

全国里芋生産量のランキングで行くと、

千葉、埼玉、新潟、栃木、静岡と並びます。取り立てて、東北地方で栽培が盛んだったわけでは無いようです。

 

実はその由来は、里芋自体が低温に弱いという性格があるからのようです。

里芋は5℃以下になってくると腐敗が進行します。寒いと腐るというのも感覚的に不思議な感じがしますが、とにかく里芋は寒さに弱い。といえます。

 

もともと寒い地域の東北地方では、貯蔵が効かない里芋をいっぺんに食べてしまおうということでみんなで集まって食べだした。というのが、有力な説のようです。

 

案外日本の食文化というのには、収穫したものを大量に処理する、という思想のもとに開発されたものが多い気がします。漬物や干し柿干し芋などなど。

でも山形の芋煮は、それらの加工して長期保存でなく、みんなで食べて短期に消費っていうのが発想としてちょっと面白いかなって思います。

 

家庭で作るとただの豚汁になりましたが、文化にはそれなりの背景があるものです。