三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ フロム京都

三児 レイ アスカ シンジを育てながら、スキマ時間でカルチャー情報を発信。働き方改革時代の心豊かな生活をお届けします。

《ムービーウォッチメン予習》あまり期待せずにバーフバリ観たら、クライマックスのカタルシスが最高すぎる快作でした

ムービーウォッチメンの予習記事です。

今回は「バーフバリ 王の凱旋」です。

 

インド映画ということで、関心の薄いジャンルではありますが、全世界でかなり大ヒットし、話題にもなっています。さらには、予告編を見る限りは割とハードなアクションで、それなりに楽しめるかとも思い、視聴しました。

 

また、本作は二部作の後編ということで、前編は、すでにブルーレイ化もされていたので、それもレンタル視聴の上、映画館に臨みました。

(しかしながら、後半の本編開始前に割と丁寧なあらすじ紹介があるので、未見でも楽しめるのでないかと思います。っていうくらい濃い内容の後編です。)

 

愛と勇気と情熱と物量のスケールが半端ない快作 

 

この映画、ツッコミどころがすごく多いのですが、そんなことを指摘するのが、野暮なくらい壮大なスケールと情熱、そして物量が半端ない快作になっています。

 

見せ場のたびに主人公がドヤ顔したり、物理法則を無視とも思えるアクションはもはやギャグかとも思うし、突端なストーリー展開や大げさな演技は決して映画的にうまいとも言えません。

 

でも、この映画を細かいことをいちいち指摘するようなドス黒い眼で観ることは、鑑賞態度として正しくありません。

 映画で描かれる愛と情熱に感情に身を任せ、時に笑っちゃうくらいに壮大なアクション映像には、バーフバリのような清らかな眼で観て、ドヤ顔を決め、時には声をあげて笑えばいいと思うのです。

 

王位継承を巡る重厚なストーリー 

ストーリーは、王国「マヒシュマティ」の王位継承を巡る物語。

訳あって生まれて間も無く王国から追われることとなったマシュマティ王国の子孫バーフバリが、再び玉座に着くまでのスペクタクルです。

 

ストーリーは前編・後編通じて、現在のバーフバリ→過去のバーフバリ→現在のバーフバリと展開していきます。

バーフバリと覇権争いの相手であるバラーラデーヴァデーヴァセーナ、シヴァガミ、カッタッパが織りなす重厚なストーリーは後半にいくにつれ、片時も目が離せなくなっていきます。

物語の展開のさせ方は結構上手で、なぜシヴァガミが国を追われることになったのか。なぜバーフバリは殺されたのか、なぜカッタッパは裏切ることとなったのか。

ある種の結末を先に示してくことで、長い映画ですが、興味を持続して鑑賞を続けられます。

 

型破りなアクションシーン

 

何と言っても本作最大の魅力はそのアクションシーンでしょう。

まず舞台となる王国自体がスケールがデカすぎる。CGなんだとは思いつつも、その巨大な建造物の作り込みがはげしすぎます。一部だけでなく、ほぼ全編に渡ってこの壮大な世界観が作られているのはもはや驚異です。

建造物だけでなく、民衆や軍隊の物量も、CGにしろ本物にしろ、凄まじいものがあります。

そんな舞台で繰り広げられるアクションは、現実離れしている、というか完全に無双シリーズ状態ですw大きな武器を振り回すと、放射状に複数の敵が吹っ飛ばされるっていうあれです。

ツッコミどころの臨界点を超えた時、それはもう突き抜けすぎて賞賛に値されます。

漫画キングダムばりの軍隊同士の合戦シーンでは、度肝を抜かれるアイデアがたくさん放り込まれています。中でも終盤のヤシの木から王国城内に文字通り「飛び移る」シーンは、もう笑えるんだけど、感動すら覚えました。

 

あとはアクションシーンではないですが、音楽も結構よかったです。インド音楽は全くわからないけど、結構聴き心地の良い曲多かったと思います。

あとアヴァンティカとの恋のシーンもこれも最高でしたね。

ここでも笑えるんだけど美しいっていう笑

個人的にはアヴァンティカの扱いがここで終わってしまうのはいかがなものなのでしょう。と思わされます。

 

クライマックスのカタルシスが最高すぎる

最後に私がこの映画を絶賛するのは、クライマックスです。

これまでの割と重めのストーリーと派手なアクションシーンが一つに収れんしていく様がなんとも言えない感動を作っていきます。

 

特にデーヴァセーナのあのお参りからの拾い集めた枝に火をかけるシークエンスは特に最高でしたね。これまで割と重々しい雰囲気が全てここで解放される。溜まったエネルギーが最後の最後で大爆発を起こし大きなカタルシスを生むのです。

ここまで観てきて良かったと本気で思えましたから。

前編観ただけでは、評価しづらい、むしろテンション低めでしたが、ラストまで観届けたおかげでこの作品に絶賛を送ることができたと思います。

(ここも捉えようによっては、ツッコミどころなんですけど、本当にどうでも良いと思えるのがすごいです。)

 

正直言ってインド映画だからと言ってなめていましたが、そのスケールのデカさに本当に度肝をぬかれたそんな思い出深い一作となりました。