腹ペコフィルのグルメ旅
今回の旅路。最後に訪れるのは、メキシコシティ。
タコス、ケサディーヤにサルサソース。
いずれもメキシコのイメージですが、実際の本場ではとても伝統から革新的な料理まで幅が広くて、シェフやお店ごとの多様さがあることを思い知らされます。
ファストフード感覚で食べられるので、それこそメキシコに言ったら食べ歩きたい。そんな印象を受けました。
リスボン、ニューオーリーンズとおしゃれで洗練された街が続いたので久しぶりの屋台料理で何故かちょっとした安心感すらあります。
何と言っても、タコスやケサディーヤの奥深い魅力はそのトルティーヤを巻くその中身にあります。
アルパストールという回転式グリルで焼かれた肉はそれだけで食欲をそそります。
やはり欧米文化が肉食であると思い知らされるのは、牛の乳房や肺までもがその材料となった時です。番組内でもそれはネタになっていました。
ちなみにチュロスもメキシコのもの。
そう考えると、割と日本はメキシコの食べ物普及していますね。
リスボンやニューオーリンズは多様な食文化の融合が強調されていましたが、
メキシコシティでは、その独自に発展した文化であると感じました。
特にソチミルコのチナンパ農法は驚きでした。
湖の上に人工の浮島を作ってそこで農業を行うのです。
イグサやアシで作ったイカダの上に泥を乗せることで作るのだと言います。
自分の知らない世界だからこそ、海外に行きたくなる。
日本にいながら、世界を旅した気分にさせる素敵な番組でした。