最高峰の料理人の仕事や料理哲学を追求するNetflixドキュメンタリーシリーズの「シェフのテーブル」。
今回は、オーストラリアのメルボルンにあるレストラン アッティカのヘッドシェフ ベン•シューリー。
良い意味でこれまでで一番、庶民的なシェフでした。これほどまでに家族との関係の重要性について語られたエピソードはありません。
実際、家族とのエピソードが後半かなりの分量で紹介されます。
良い料理を提供するには、良い料理人である必要がある。良い料理人であるには家族との関係性も良好でなくてはならない。
終盤そんな言葉がベンの口から出ます。
家族を犠牲にして仕事に打ち込んだしっぺ返しを受けたからこその発言です。
そのような仕事と家庭との葛藤みたいなものが、彼に親しみを感じさせます。
ですが、料理そのものは本格的で独創的です。
特に火曜日は新しい料理にチャレンジするという実験デーというのも面白い取組だと感じました。
シェフの人の良さが滲み出た料理。
これもまた一度試してみたいものです。
