美味しんぼ12巻の感想レポートです。
12巻は海原雄山との対決エピソードはなく、食材に関するうんちくモノが多かったです。どちらかというと小粒な印象なエピソードが中心でした。
しかしながら取り上げられる食材や料理は、お米や日本風カレー、豆腐など馴染みのあるものが多く、興味深く見ることが出来ました。
ところで美味しんぼは中華料理が取り上げられることが多い気がします。
中華料理は語るべきことが多いのでしょう。
また、日本でも馴染みある料理になっているだけに、日本流にアレンジされてしまい、本場と異なってきているところがあるのだと思います。
暑中の味
夏バテは胃腸が一番関係する。弱った胃腸には、鰻屋まむしよりも消化に優しいものが良い。
お米も生鮮品なので温度管理が必要。夏場のお米がまずいのはそのため。
また、精米も熱が加わることで、半煮えみたいな状態になる。
水車でコメをつくと温度が熱せられないのでコメのデンプンが変質しない。
老舗の身上
老舗が新しい味に挑戦するかどうか。
黄金の意味
金は王水以外には酸にもアルカリにも溶けないだから食品の味に影響しない。
ただ栄華を誇るためだけに存在するわけではない。
玄米vs白米
堆肥の作り方にもこだわらないと名ばかりの有機農法になる。
豆腐の花
一晩水につけた大豆をすりおろした物。呉を味噌仕立てにしたこの汁を呉汁といって、表面に大豆タンパクが浮かぶ。
日本風カレー
骨髄カレー試してみたい。山岡の手柄ではあるけれど、わざわざ教えてくれるのは、信頼をされているバロメータでもあるとの解釈。
熱烈小籠包
包子の中にスープが入っているのが、小籠包。
非常食
小麦粉と長ネギ、ごま油で出来るお手軽中華・ロービン試してみよう。