八丁味噌の衝撃
味噌かつ,味噌煮込みうどん,名古屋めしの中心食材として有名な
この八丁味噌を巡って衝撃の事態が起きています。
それは国が,平成26年度より進めている地理的表示保護制度にお
この件については,地元メディアをはじめ,SNSでも大反響があ
私はこのことは八丁味噌だけではなく,他の地域産品
実は地理的表示保護制度は、逆説的ですが伝統があればあるほど、知名度があればあるほど、国として認証していくのが難しい制度だと思っています。ここに地理 的表示保護制度の制度上の限界があるように感じています。
そもそも地理的表示保護制度とは
そもそも地理的表示保護制度とは何でしょう?
地域には長年培われた特別の生産方法や気候・風土・土壌などの生
つまり,すこしざっくりというと,地域と品質の結びつきが強くて
夕張メロン,近江牛などがすでに日本では登録されています。
夕張以外の地域で作ったメロン以外は夕張メロンと名乗れない。と
当たり前のような気もしますが,低品質のまがい物が流通するのを
もうひとつ,日本で地理的表示が始まった背景としては,同様の制
EUなどでは先駆的に取り組まれていて,ゴルゴンゾーラやカマン
日本は現在食品関係の輸出にとっても力をいれているので,日本と
しかしながら、八丁味噌の事例で起こった以上事態一体何が起こっているのか、
次回の投稿で詳しく見ていきたいと思います。