三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

「好き」についての哲学ムービー 映画「殺さない彼と死なない彼女」レビュー

ティーンエイジャー向けの胸キュン青春恋愛映画のはずなのに、どうしてこんなに涙がこぼれそうになるんだろう? 映画「殺さない彼と死なない彼女」は、マグネットのような映画でした。ふたつの磁石くっつけようとすると、どうしても反発するけどちょっと裏返…

イラストのおせち重箱のような楽しさ 絵本レビュー「100かいだてのいえ」

育児も仕事も趣味も妥協しない。 このブログのテーマです。 これまで、私は三人の子供を育てる中で100冊以上も絵本を読み聞かせてきました。 その中で、何回も何回も繰り返し読んできた本というものがあります。 いわゆるお気に入りというやつです。 そんな…

史上初11月の連続夏日、野菜づくりには良いことも悪いことも

「野菜がたくさん育っているよー」 仕事で職場にいると、妻からのラインが届きました。 11月中旬の話です。 最近仕事が忙してくて、なかなか畑に顔を出すことが出来ていませんでした。 その間に野菜たちがすくすくと育っていたようです。 実はその知らせは私…

スクリーンタイムを減らしてスキマ時間をつくる

スキマ時間を活用して充実した毎日を送りたい。 そして、趣味も仕事も家庭も妥協しない。 それが本ブログの目標です。 でもそれって「言うは易し」で実践は難しいです。 なぜかって時間は無情だから。 スキマ時間を作りたいと思っていても、すぐに時は過ぎ去…

殺人稼業のお仕事ムービー「メランコリック」

育児も仕事も趣味も妥協しない。 本ブログのテーマです。 スキマ時間をつくって鑑賞した映画が、 昨年公開された日本映画「メランコリック」。 新鮮な驚きに満ちた傑作でした。 本作の設定は、殺人を扱うスリラーでありながら、観賞後に振り返ってみれば、む…

アドベンチャーワールド 子連れに嬉しい3つの魅力

育児も仕事も趣味も妥協しない。 本ブログのテーマです。 今回は、和歌山・白浜のアドベンチャーワールドに行ってきました。 これが思いのほか、満足度が高く、今年ベストな思い出のひとつとなりました。 特に、子育て世代には楽しめるポイントがいっぱいな…

玉ねぎの苗はなぜ浅植えしてはいけないのか?

育児も仕事も趣味も妥協しない。 本ブログのテーマです。 今回週末の時間を使って、育てている家庭菜園の野菜たち。 来年は今以上に家庭菜園に費やせる時間が少なくなることが予想されます。 育休中の妻が仕事に復帰するからです。 そこで妻の復帰を見越して…

読書量を増やす乱読のススメ

読書量を増やしたい。 読書を習慣づけたい。 そう思いながらも日々の家事や仕事に追われたりして、なかなか読書の時間を確保することができない。 そんな悩みを持たれている方は多いのではないでしょうか? かく言う私自身もそうです。 読書というのは習慣づ…

秩序の中のカオス、映画「クライマックス(CLIMAX)」

育児も仕事も趣味も妥協しない。 このブログのテーマです。 でも、育児も仕事も趣味も全部全うしようと思ったら、ストレスでまともに生きるのも大変です。 時に、非日常の世界に飛んでいきたくなります。 覚醒剤とか飲んだらどんな体験になるんだろうか? 昔…

育児は家族でまわすプロジェクト

育児も仕事も趣味も妥協しない。 このブログのテーマです。 この中で育児だけは自分一人でやるものではありません。 家族が二人三脚で乗り切るべきものです。 長女のレイちゃんが生後数ヶ月の頃の話です。 その日はちょうど、妻が不在で、私だけで新生児のレ…

イクメンにこそ見てほしい映画「82年生まれ キム・ジヨン」

趣味も育児も仕事も妥協しない。 このブログのテーマです。 今回紹介する映画「82年生まれ、キム・ジヨン」を観た後、私はこのテーマに対する自信を失ってしまいました。 本作は、現代社会での女性の生きづらさを描くとともに、男性の女性の社会参画への至ら…

3児の父がiPhone12 Pro Maxを選ぶ理由

バリエーション豊富で迷う12シリーズ 重要なのは画面の幅 カメラ機能の大幅な進化 所有欲を満たす 先日iPhone12シリーズが発表されました。 今回は、12/12pro/12mini/12pro maxの4機種で、12/12 pro はすでに発売が開始されています。 私が現在使っているi…

子育て交渉術

「いやだ! 帰りたくない」 また、4歳になる娘のアスカがごねはじめます。 公園で遊びに出かけた時。 家族で買い物に出かけた時。 おじいちゃんの家に帰省した時。 家に帰りたがらない子どもの説得に苦労するのは、子どもを持つ親であれば、誰もが経験したこ…

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 尻上がりに語られる女性たちの蜂起

ゴーストバスターズの女性版に代表されるように、今、ハリウッドでは女性チームものの映画が人気を博しています。 今回紹介する映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 バーズオブプレイ」もそのひとつです。 でも、私は、今作が女性チームものだったとは知ら…

しそジュースの謎

「昔の人は、どうして、しそをジュースにしようと思ったのだろう?」 高校生のとき、友人の家でしそジュースをふるまわれたことがあります。 その時のしそジュースの美味しさは今でも心に残っています。 氷がたっぷり入ったグラスに注がれたしそジュースは赤…

新しい遊び場 エビ釣り編

皆さんはシルバーウィークいかがお過ごしされたでしょうか? 子どもの遊びは無限大。 通い慣れた公園だって、新しい遊び場になりうる。 私にとっては、学びの多いシルバーウィークになりました。 巷では、もはやコロナなんてなかったのように、観光地ではた…

自分だけの帰宅アナウンスをつくろう

我が社では、夜22時になると帰宅を促すアナウンスが流れます。 これを聴くと、どんなに忙しくても、「今日のところは一旦帰ろう」と帰宅の準備をはじめることになります。 近頃は、毎日のようにこんな状態です。おかげで、ブログも更新できていない日が続く…

映画「TENET(テネット)」が知的好奇心を刺激する理由

アインシュタインの相対性理論はなぜ人の知的好奇心を刺激するのでしょうか? 本屋さんに向かえば、相対性理論の入門書がずらりと並んでいます。 大学で学ぶような高度な理論にも関わらず、相対性理論を理解しようと多くの人が入門書に手を伸ばすのです。 で…

絵本「かがくのともシリーズ」はトリビアの泉

私は、現在3人の子供を育てています。 これまでにたくさんの絵本の読み聞かせをしてきました。 1,000回はくだらないほどだと思っています。 読み聞かせる立場としては、読んでいて楽しいのは、大人が読んでも楽しい作品です。 子供が読みたい! と言っても…

連休中は不安の種に水をやろう

「このままではマズいですよ。」 連休前、金曜日の夜、管理部門の社員が言った言葉は、連休の間、ずっと私の頭に残っていました。まるでそれは頭の中のシコリのようでした。 私が進めている事業の進捗が思わしくなく、スケジュールの遅れが決定的になってい…

映画ドラえもん のび太の新恐竜で親の心を鷲掴みにされた話

はじめは、子どもに付き合ってるだけのつもりだったはずが、最後には完全に感情移入してしまいました。 映画「ドラえもん のび太の新恐竜」の話です。 白状すると、年甲斐もなく涙を流しそうになってしまいました。 「年甲斐もなく」 実のところ、本作にこの…

ブログをはじめた理由

「もきゅちゃそさんの人生順調ですね。」 三人目の子供ができた時、職場の後輩に言われた言葉です。 就職し、2年目に結婚。 結婚して、1年後に第一子誕生。 その後、6年の間で昇進も果たしながら、第二子、第三子も生まれる。 確かに、はたから見れば私の人…

百玉そろばんは算数の架け橋

昔の人はどうやって数を数えていたのでしょうか? 教科書だか参考書だかに書かれていたイラストを思い出してみます。 そのイラストでは、一本の木の下に私たちの祖先がたっていました。 祖先は遠く牛の群れを眺めています。 1頭、2頭、3頭・・・・。 草原に…

朝顔とメダカ水

「レイちゃんの朝顔だけが青々としててびっくりした」 7歳になるレイちゃんが、夏休みの間だけ家に持ち帰っていた朝顔の花。 夏休みの宿題として定番の、毎日観察して、花が咲いたら記録をつけるというものでした。 私自身は仕事が忙しく、朝顔の様子をみる…

【テネット予習シリーズ】インターステラーは時の魔術師ノーラン史上最大スケールの映画

繰り返し時を描いてきたクリストファー・ノーラン クリストファー・ノーランは時の魔術師。 最新作「テネット」に向けて、「インセプション」「インターステラー」と、ノーランの代表作を見返した私の感想です。 ノーラン監督は繰り返し、「時のズレ」を表現…

【テネット予習シリーズ】映画にインセプションされる? ノーランが仕掛ける夢物語

夢がテーマの複雑な作品 斬新な夢の中の表現 映画自体にインセプションされている? 先日、コロナで随分足が遠のいていましたが、実に半年以上ぶりに映画館に足を運びました。 久しぶりの映画館で観る映画として選んだのは「インセプション」です。 クリスト…

はじめての子育ては子ども目線でなく家族目線で

父ではどうしようもなかった新生児育児 長女のレイちゃんが生後数ヶ月の頃の話です。 その日はちょうど、妻が不在で、私だけで新生児のレイちゃんと留守番していました。 そういう時に限って、赤ちゃんというのは泣きぐずるものです。 いや、きっと赤ちゃん…

家事は分担するものでなく減らすものだ

このブログでは、育児も仕事も趣味も妥協しない暮らしの提案を掲げています。 そのエッセンスについては、先のブログ記事にて少し紹介しました。 イクメンでなくデキる男を目指そうと思った理由 - 三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ 今回は、実践編で…

日本沈没2020レビュー 予定不調和なストーリーが感性に訴える

ピカソのゲルニカ 昔、美術の教科書でピカソの「ゲルニカ」を観ました。 中学生時代だったと思います。 「何だ、子どもの落書きじゃん。」 まわりの友達とは、そんな感想を言い合っていたのを覚えています。 ピカソは、言わずと知れた天才画家です。 でも、…

絶望の嵐から立ち直った話

絶望の日々 救いになったのは天狼院書店のゼミ 見えた一筋の光 絶望の日々 この2週間、いや3週間は、私にとっては、絶望の嵐でした。 仕事の業務が多忙を極めていたのです。 帰りが日付を回ることも多く、平日は子供たちに会うこともできない。 自分の時間…