2018年はおかげさまで映画を観る機会に恵まれました。
今回は今年観た映画のランキングをお届けします。
まず、総評的なところで行くと、全体的に今年はレベルが高く感じました。何と言ってもブラック・パンサーやボヘミアン・ラブソディなどの大作が10位に入らなかったくらいですから。
また、邦画も良かったです。青春とか、情熱とか自分好みのテーマが題材というのもあったかも知れません。
それでは観ていきましょう。
第10位 ブリグズビー・ベア
本当の幸せってやっぱり自分の気持ちが満足なことをしている時で、ほかの人が決めることでは無いって改めて気づかせてくれました。
実は最高のシーンは、父親役のマーク・ハミルがナレーションをするところ。
悪い人が出てこないのもこの映画に関しては良かったと思います。
第9位 万引き家族
相変わらずの安定感のある是枝作品。ちょっと完璧すぎて逆に引くぐらいです。
役者たちの演技は全員神がかっていました。
ベストシーンは、安藤サクラ演じる母親への尋問シーン。圧倒的すぎます。
第8位 へレディタリー・継承
こんなにトラウマ映画観たことない。
今まで体感したことのない怖さ。家族という現実の怖さも重ねてきているから嫌度MAX
舌鳴らしでこんな恐怖するとは。。
ベストシーンは、うーんやっぱりラストシーン。空いた口が塞がらなかった。
第7位 羊の木
ヒリヒリとした前半の会話劇の緊張感と後半の怒涛のクライマックス。存分に楽しみました。錦戸亮のスター性を亡くした公務員感など役者陣の演技が見所。
印象に残った場面は、沢村一輝が演じる「タバコ買ってきて」。
第6位 アベンジャーズ インフィニティウォー
ブラックパンサーやドクターストレンジなどの新キャラ登場ごの最新アベンジャーズ。
どうしたって、再会や邂逅にテンションは上がるでしょう。
アベンジャーズというより、「サノス」とタイトルつけてもいいぐらい、敵役に焦点が当てられたのも面白かったです。
泣けたのは、トム・ホランドのピーター・パーカーの最後ですかね。
やっぱりラストは衝撃的でした。
第5位 フロリダ プロジェクト 真夏の魔法
個人的には万引き家族よりもこちらの方が印象に残りました。
通じるところはあるけど、あのパステルカラーの世界で描かれるアメリカの貧困は、万引き家族のように東京の片隅でひっそり暮らすそれとは対照的でした。
ゆっくりと進行する状況の悪化に胸を痛めるのと、ラストシーンの飛躍が印象的でした。
第4位 ミッション・イン・ポッシブル フォールアウト
カーチェイスにしてもヘリチェイスにしてもバトルアクションにしても、オールドなアクションシーンながら体を張ったというその一点だけでここまで迫力に差が生まれるのかと圧倒された一作です。ストーリーも逆転劇が用意されていてスッキリしますし、トム・クルーズ最高。
ベストシーンは、ヘリコプターに乗っているトムを観ている仲間に「観るな。」というベンジー。
第3位 勝手にふるえてろ
松岡茉優の初主演映画にして、彼女の魅力が詰まった傑作映画。
彼女の演技の幅を存分に楽しめます。
設定から想像されるコメディテイストなストーリーと思いきや、裏腹にとてもない孤独と絶望の展開も用意されるなど只者ではない映画です。
ベストシーンは、ミュージカルシーン。
第2位 ちはやふる 結び
シリーズの最終形としてこれ以上ない傑作だったと思います。
かるたをやる意味、かるたにかける情熱、恋物語。
全てがかるたの最終戦に連なって行く様は圧巻です。後半の盛り上げ方がいつも尋常じゃないんだよなぁこのシリーズは。僕もかるた部入りてーっていうぐらい仲間とのアンサンブルも心地良い。
ベストシーンは、太一の土下座。
第1位 カメラを止めるな!
ベタですが、今年一本選べと行ったらやはりこれでしょう。
単純に構成とか脚本のうまさ以上に、映画制作への愛に満ち溢れていたことが胸を打ちました。きっと若い時にこれを観てたら映像制作の世界に興味を持っていたと思います。
面白すぎて感動しながら笑えるという未曾有な体験でした。