このブログでは、育児も仕事も趣味も妥協しない暮らしの提案を掲げています。
そのエッセンスについては、先のブログ記事にて少し紹介しました。
イクメンでなくデキる男を目指そうと思った理由 - 三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ
今回は、実践編です。
我が家は夫婦共働きの3人育児。
近くに頼れる親もおらず、出産の時から夫婦二人で育児を乗り切ってきました。
末っ子シンジ君も、ようやく1歳半もすぎて、乳離れが始まりました。
体力的に一番しんどい時期は過ぎたかとも思っています。
どうやってそれを乗り越えてきたか?
その方法の一つを紹介したいと思います。
その家事は本当にやらなければいけないか?
冒頭で育児も仕事も趣味も妥協しないと言いました。
それは、育児も仕事も趣味も全部するという意味ではありません。
それぞれにやらなければならないことがたくさんあります。
でも、本当にそれはやらなければならないことなのか?
問い直すところから始まります。
育児や家事は夫婦二人三脚で乗り越えものと言われます。
やるべきタスクを夫婦二人で分担しましょう、ということです。
これは、男性の育児への参加を促す意味で語られることが多いです。
確かに、今や男性への育児参加は前提になってきました。
私の周りでも、期間の大小はあれど、育児休暇を取得する人が増えてきました。
でも、育児や家事にしなければならないことは無限にあります。
「何かやることある?」妻に聞くと、
「無限にあるよ。」と返ってきます。
ましてや仕事や趣味も妥協しないと言ったら、尚更です。
やるべきタスクを二人で分担するというのは大事です。
でも本当に大事なのは、「やるべきタスクを減らしましょう」、ということです。
子供が生まれると、人生のライフスタイルが一変します。
人生にはいろんなライフスタイルの変化がありますが、子育てはその中でも最も大きいと言っても過言ではありません。
生活の価値観の置きどころが変わります、本当に。
そこには想像もしない世界が待っています。
いきなり、子供最優先の世界が始まるからです。
大人が普通に暮らしていた世界の価値観を引きずると痛いめをみます。
たとえば、炊事、洗濯、掃除をきちんとして、丁寧に暮らす。
いわゆる丁寧なくらしは難しくなります。
子供にかかる時間がかなり増えるからです。
家事においてやるべきタスクは徹底的に減らして、ようやく真っ当な生活が出来るのです。
家事を減らすサービスを利用する
私は二人目、三人目の出産時、妻が入院中には、一人で子供の世話をしながら働いていました。
退院後の方が、サポートが必要ということで、育休を5日ほど取らせてもらいましたが、入院中は完全に働きながら子供を保育園に預けて、という生活スタイルでした。
その時の晩ご飯は、セブンミールのお弁当や冷凍食品を駆使していました。
最近はお弁当サービスも健康にも配慮されてますし、冷凍食品も美味しいものが多いです。
毎回レシピを考えて、料理して片付けての一連の流れをしようと思うと大変です。
だから、育児休暇中、最も手が掛かる時期は、恐れずに料理を外注することが重要です。
最近ではデリバリーのサービスも増えているのでやりやすい環境になっていると思います。
最新の機器を利用する
タスクを減らすには最新の機器を導入する視点も欠かせません。
以前、新・家電三種の神器について説明しました。
特に食洗機、洗濯乾燥機は、迷っている方は間違いなく買いでしょう。
食洗機などは、これまでずっと手洗いで過ごしてきた人にとって、抵抗がある方もいるかもしれません。でも心配する必要はありません。
食洗機を導入すると人生が変わります。
今まで、食器洗いにかけてきた時間は何だったのか、と振り返ることになるでしょう。
乾燥機も然りです。
見えないタスクを減らす
おもちゃの片付けも最近はあまりしません。
どうせすぐにグチャグチャにされるからです。
子供が大きくなったら、子供自身にさせたりもします。
どうせ、夫婦二人子供三人育てていたら、訪れるお客さんも減ります。
家で集まっての会食なんてだいぶ減りました。
それなら、あまり気張って毎日掃除する必要なんてありません。
お客さんが来るって決まってから、夫婦二人で集中して片付けたら、意外に早く片付くものです。
自分が生活する上で、必要最低限の生活衛生ラインをなるべく低くすることが重要です。
子供が大きくなってからゆっくりと丁寧な暮らしを心がければ良いのです。
奥さんの中には、良いお母さんになろうと完璧主義に陥る人も多いようです。
そうなると家事は完全にパンクします。
完璧にしようとして、夫婦喧嘩が増えることこそ、子供に一番悪いことであることを心がけましょう。
あとは細かいことですが、見えないタスクを減らす。
細かいことで考えたり、探しものを減らす視点というのも大事です。
保育園に預けると、毎朝の用意しなければならないものが増えます。
特に我が家が通わせていた保育園では、布おむつを用意することが必須でした。
使い捨てでないので、毎日おむつの洗濯が大変だったのを覚えています。
末っ子シンジ君はまだこれからですが。
水筒の用意や着替えの用意も必要です。
ここでは、用意する着替えや布おむつでは大量に洗い替え(予備)を用意するのがミソです。
保育園の準備をする時、あれはどこ言ったか?洗ってあるのかどうか?確認しながら用意するのが非常にストレスだからです。毎日洗濯しないといけないものなので、家の中で場所を移動して見失いやすいですし、明日の保育園の準備に間に合わせないといけないというプレッシャーもあり、精神衛生上でよくありません。
保育園から指示される量の3倍量の着替えや布おむつを、週末に用意しておきました。
できれば1週間分のセットを用意できていれば、毎日の用意コストを減らすことが出来るのでお得です。
仕事でも、iPadやアップルウォッチ、クラウド系のサービスの利用を積極的に導入しました。
これらの最新サービスは見えないタスクを減らす上で、欠かせない機器になってきます。
例えば写真を共有することを一つとっても今や、AIRdropって一瞬でできる時代です。
使わない手はありません。
このあたりは仕事だけでなく、家庭でも役に立ちます。
とにかく見えないタスクを減らすことで育児に集中する時間を増やすことこそが重要です。
見えないタスクを減らすことは、細かいストレスの軽減につながります。
チリも積もれば山となります。
子供の用意だけではありません。自分自身の用意でも、実践しています。
今やっているのは衣服(特に下着類)を派手なものにすることです。
パンツも靴下も、冬場であれば、ヒートテックも男性だからと言って全部黒色にしてしまうと洗濯した時の仕分けが大変になります。
黒色というのは家族で共通する色になってしまいます。
みためを気にしない下着類だけでも赤や緑の派手な色にしておくと、洗濯後の仕分けが非常に楽になります。靴下もビジネス用と休日用で、休日用の靴下は派手なものにするようにしています。朝の忙しい時間に靴下を探すのが楽になりますよ。
育児も仕事もタスクも減らそうと思えば、仕事や自分自身の準備のタスクも減らすことが肝心です。
さて、これまで日常のタスクの減らし方を見てきました。
まずは普段何げなくやっていることに目を向けて、減らすことができないか?
を検討することが大事です。
意外と惰性で続けている習慣というものは多いものです。
そうならないために、やるべきタスクというものを減らして、仕事も育児も趣味も家族みんなで充実させていくという視点が大事だと考えています。