三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ フロム京都

三児 レイ アスカ シンジを育てながら、スキマ時間でカルチャー情報を発信。働き方改革時代の心豊かな生活をお届けします。

《ムービーウォッチメン予習編》ジュマンジ新作は、私の大好きな青春物語だけど新鮮味にはかける正統続編

本ブログでは、毎週TBSラジオ アフター6ジャンクションのムービーウォッチメンのコーナーで宇多丸さんの時評を聴く前に、予習で映画を鑑賞しています。

 

今回の課題映画はジュマンジ ウェルカムトゥザジャングルです。

本作は1995年公開ロビンウィリアムズ主演の「ジュマンジ」の続編になります。

わりと前作ファンが多い様子ですが、僕自身は未見です。

子どもから大人まで楽しめるアクションアドベンチャー映画という印象です。

 

ゲーム世界を通じた青春成長物語だけど・・

今回は、前作のボードゲームからテレビゲームが舞台へと現代風にアレンジされています。

ジュマンジというテレビゲームの中に取り込まれた高校生4人。その4人がゲーム内の登場人物になり変わり、ジュマンジというゲームの世界からいかに脱出するかが描かれます。

 

悩みやコンプレックスを抱える高校生が、自分とは異なる外見、性格となるキャラクターとなり、ゲームを通じた人間としての成長を描く。

居残りでたまたまその場に居合わせた4人という設定がブレックファストクラブっぽくて私の大好物ではあるのですが、うまく歯車が噛み合ってなくてちょっと残念な結果になったという印象です。

 

全体に場面場面のつながりの連続性と必然性にかける

ゲーム世界という設定なので、ある程度は狙った部分なのでしょうが、アクション⇨ドラマ⇨アクション⇨ドラマといった具合に、人間的な成長が見られる場面ではゲームの進行が完全に止まってしまうので、非常にテンポが悪く、正直退屈ですらありました。

 

アクションの必然性の中で、仲間たちの絆やわだかまりの解消が描かれば最高なのですが、そのほとんどが、アクションとアクションの間の「語り」によって描かれています。べサニーとマーサの自意識についての口論やスペンサーとフリッジのぎこちない友情の葛藤が、その場面である必要がないタイミングで行われるので、絆形成のプロセスがほとんど感動的でないのが非常に残念です。

 

欠けた断片を探す、ブラックマンバのシーンなどは無理やり絆感をアピールするだけのためのシーンな気がしてしまいました。

 

肝心のアクションも新鮮味にかける

肝心のアクション要素も新鮮味があまり感じられない上、ライフを消費して難局を乗り越えるという展開が繰り返し登場するのはいただけなかったです。

ここぞ、という時に思いつくからこその裏技だと思うので。

ラスボスとの戦いもイマイチ盛り上がりに欠けます。

そもそも、「動くな!人質がどうなってもいいのか」的な展開がダサいし、その解決の仕方もイマイチ納得しかねるという、誠実さにかける対応です。

 

と、ここまで割と厳しめの意見を並べましたが、もちろん楽しい部分もあります。

役者陣の演技はとても良かったです。

ドウェイン・ジョンソンの筋肉モリモリだけど気弱、

ジャック・ブラックの乙女キャラは特に最高で、演技を見ているだけでも楽しめた部分でもあります。

 

また、やっぱり現実世界に戻ってからのある展開はしんみりとした余韻を残しました。

それだけに全体のお話運びが鈍かったのはやっぱり痛かったところです。

 

それでも何も考えずに楽しむという点では見やすい一本だったかもしれません。

でもつくづく、巧みに演出された映画が自分は好きなんだと再認識させられた一本でした。

 

 

ジュマンジ (字幕版)

ジュマンジ (字幕版)