三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

ドキュメントオブ元旦 私の新名神

新年あけましておめでとうございます。

昨年は仕事が忙しくなり、あまり記事を書けませんでしたが、今年はもっと食や農に関する日々の雑感をどんどんあげていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

なんとなく今年は、インプットよりもアウトプット。学習よりも体感を重視したい年にしたいな、と思っています。

 

さて、新年1発目の記事は、めずらしく自分自身の日常について書きたいと思います。

普段はあまり、いわゆる日記的なことはこのブログでは書いてないのですが、元旦にとてつもない経験をしてしまったこともあり、どうしても記録として残して置かねば、と思った次第です。

 

それはこれです。 


【現地画像】大雪で通行止めになった新名神の様子まとめ #新名神 1月1日 - NAVER まとめ

私についても、まさに渦中の人でした。

いや、雪をなめてました。

ここ数年こんなドカ雪に遭遇したことも無かったこともあり、気軽な気持ちで高速につっこんでしまったのが運のツキだったようです。

ドキュメント形式で順を追って状況を記していきたいと思います。

 

16:00 三重の実家

いやね、先に言い訳しておくと、雪の天気予報は知っていたし、実家付近でも雪は降ってました。でも実家に居るときは、出発のタイミングでは大して降ってなかったし、高速情報もこの時点では通行止めまでにはなってなかったっていう。

だから京都に向けて高速にのって帰る決意をしました。

 

17:00 高速の終わり、地獄のはじまり

高速乗る時点で、通行止め情報が!

土山 ー 草津田上IC ユキで通行止め

思いっきり帰り道でしたが、このときは軽い気持ちで、

「ま、土山ICで降りてあとは国道1号でゆっくり行こう」

なんて思って高速に。

今思えばこのときの判断が一番ミスっていたのかもしれません。。。。

意気揚々と名阪から新名神に乗り換えますが、だんだんと「文字通り」雲行きが怪しく。。。。。

 

っていうか思いっきり、外の世界は思いっきり吹雪いてる!

これ本当に帰れるのか、一抹の不安を覚えつつ、さっさと土山ICで降りてしまおうと思っていると、だんだん前の車もあまりの雪にトロトロ運転になって、

ついに土山IC3km手前で完全停止。地獄の始まりでした。

 

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18:00-20:00 立ち往生

 

・ ・ ・ ・ ・待てども待てども車は動かない。次第に増す尿

意。

これは一体何が起こっているのか、私には分かりませんでした。

とりあえずラジオの高通情報を聞いて見ると、亀山IC-京都東ICまで通行止め\(^^)/

あれーってことは今、通行止め期間にいるのね(^^;

そうこうしていると、前の方で車から次々と人が降りる姿が。。。

みんな、半分諦めて、車を離れて歩いて10程度の土山SAへと歩いて向かいはじめました。長期戦になるとみて、トイレや食糧を買いにいったのです。

その姿を見て、頭に浮かぶのは、車中泊、車中泊車中泊

 

20:00-22:00 SAレポート

私たちも長期線になる覚悟と妻の尿意もMAXに到達したので、妻がひとりSAに向かうことに。このパートでは妻のSAリポートを紹介します。

 

・SAは本線とSAを結ぶ通路や、GSのあたりまで車が列をなしていた。

・コンビニの食料品は品不足。フランクフルトはケチャップが切れていたようで、けっちゃっぷなしでの提供

・係員の人に対してはみなが同じ質問をなげかける。

 

そして妻の帰り道、停車していた除雪車の運転主に状況を確認。

おっちゃん曰く、「いや、僕らも前に行きたいのだけど、何で前が止まってるのか分からない」

え!?そこは連携取れよ!と心の中で叫びつつ、

でも、「前の様子見てきます!」とおっちゃんが言うので、とりあえず状況が変わらないか若干の期待を持つにいたったのです。

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22:00ー24:00 いざ、国道一号へ

 完全停止していたのが、除雪車の先導により、ようやく動き出しました。

そこからはのろのろながらも、土山IC出口へ向かいます。

3kmの道のりを2時間かけて、ようやく出口を

出口付近には、ノーマルタイヤだった車はここでゲームセット元旦から車中泊となったのでしょう。

 

24:00-4:00 地獄のアイスバーンロードから体力の限界へ

 

ようやく国道一号にでたもののそこからは、予想以上の雪氷で

地面がカチコチとなっていて、ノロノロ運転どころか、

スタットレスタイヤでも心配になるくらいの道でした。

少しずつ休憩をいれて行こうと途中でコンビニへ。

ここで体力の限界が訪れました。

仮眠をとることに。

 

4:00-7:00朝焼けの京の冬景色

息もたえだえになりながら、国道一号を迂回して、

近江大橋を通って無事京都へ。

京都につくころにはもう空が白んでいて

朝焼けに輝く京都の景色はそれはもう、綺麗でした。

 

今回の教訓

 

長くなりましたが、僕なりに今回の学びをまとめました。

  1. 備えあれば憂いなし
  2. 危機時の情報把握に努める(周りに流されない)
  3. 高速道路って偉大

1.備えあれば憂いなし

今さらここで書かなくてもという内容ではあるのですが、今回ガソリン満タンだったので、気にしなくても良かったっていうのは本当に大きかったです。

 SAのGSではガソリンに不安な車でごったかえしていましたし、ノーマルタイヤで立ち往生の車は寒い車内で過ごす不安はないでしょう。

 

2.危機時の情報把握に努める(周りに流されない)

これも肝心。ラジオの交通情報では、渋滞とか通行止めしか流れないのですが、今回の大雪のような緊急異常事態においては、上述したようにNEXCO職員ですら事態の情報が把握していないという状況がありました。

こちらから情報を尋ねてはじめて、動き始めたので、

今回なぜ車が止まっているかについてもっと情報収集に積極的に努めたらもう少し早く帰れたのかもしれないと考えています。

 

3.高速道路って偉大

 高速道路が停止することでこんなにも混乱が起きるとは正直想像できていなかったです。

 高速道路多すぎ論もありますが、日本の交通網はそれでもやっぱり狭い国にたくさんの人が住んでいるわけですから、インフラは重要と感じました。