三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

《ドラマにみる食と農》腹ぺこフィルのグルメ旅、多様な食文化を堪能できる映像が綺麗なグルメドキュメンタリー

今回紹介するのは腹ペコフィルのグルメ旅。

原題は「somebody feed Phil」のNetflixオリジナルのドキュメンタリー作品です。

アメリカのシチュエーション•コメディ番組でエミー賞を受賞した「HEY!レイモンド」の製作者であるフィリップ・ローゼンタールが世界を旅しながら、その土地のグルメを堪能するというドキュメンタリーです。

 

最近のドキュメンタリーといえば「次郎は鮨の夢をみる」や「築地ワンダーランド」など日本のものばかりだったので、バンコクサイゴンなどアジア系も旅先に入っていた本作を視聴して見ることにしました。

 

第1話はタイのバンコクが舞台です。

タイの情緒あふれるイメージ映像から始まり、その映像の美しさに息を飲みます。

 

本作の特徴として映像の美しさがあります。

美味しそうな食べ物の映像はもちろん、街の風景がとても綺麗に映し出されているのが印象的でした。本エピソードではタイの市場など雑然、騒然とした街並みが写し出されますが、ものすごくオシャレな街に映されています。

紀行番組はその場所に行きたいと思わせることが目的ですが、映像美だけでその目的を果たしているといえます。

 

もう一つの特徴として、テンポの良さが挙げられます。

冒頭何の説明もなく、水上マーケットの様子が描かれます。ボートに乗りながら、水上に並ぶ食べ物を乗せたボートと次々とすれ違います。

そうすると、焼きバナナに、パッタイ、ボートヌードルなどの屋台料理を次々と食します。その間約5分。

こういった旅番組はは起承転結がはっきりしないので、誰がちですが、美味しそうな料理がテンポ良く登場するのでかなりの情報量になります。

 

登場する料理も屋台料理から高級レストランまで様々

本作は腹ペコというだけあって、出てくる料理の種類と量に圧倒されますが、

そのジャンルの振れ幅も注目に値します。

屋台や市場など歩きながら食べるような料理から三つ星レストランまで。

料理のジャンルも伝統的な料理から新進気鋭のシェフによる創作料理に至るまで幅広く登場します。

何かこうその国の食文化を多面的に紹介してくれるので、非常に好感が持てました。

日本で寿司、天ぷらだけが取り上げられていたら、残念ですよね。

どれだけ多様かはしたのメモリストを見れば伝わるでしょう。

甘さと塩っぽさ、酸味と辛さがタイの奥深さが描かれていました。

 

  • 水上マーケット 屋台料理 、サンデー
  • オーサーズ・ラウンジ
  • ウー屋台料理とカクテルの店 チキン・ムービー(鶏皮をカリッと焼いたもの)
  • ヤワラート通りバンコクの中華街 スープは袋で売ってくれる。
  • ドリアン
  • チェ・ファイ カニ・卵のオムレツ、トムヤムクン 70歳のゴーグルおばあちゃん。
  • クロントゥーイ市場 マンゴスチン
  • ガガンの高級レストラン 絵文字のメニューが印象的
  • カオソーイ

 

フィルというキャラクターにも好感が持てます。

陽気なおじさんですが、不思議と嫌みがありません。シェフへの絡み方など外国人的なジョークが炸裂します。しかしながら、屋台からフォーマルなレストランまで幅広いシチュエーションでの対応力は特筆に値するでしょう。

あと、ちょっとより目のおどけた顔も印象的です。

 

このようにNetflixの腹ペコフィルのグルメ旅は、食文化の多様性がそのまま詰め込まれた見ているだけでお腹いっぱいのグルメ番組でした。

その他の都市も楽しみにしたいと思います。