腹ペコフィルのグルメ旅。
腹ペコフィルのグルメ旅は、原題は「somebody feed Phil」でNetflixオリジナルの作品。アメリカのシチュエーション•コメディ番組でエミー賞を受賞した「HEY!レイモンド」の製作者であるフィリップ・ローゼンタールが世界を旅しながら、その土地のグルメを堪能するというドキュメンタリーです。
前回のバンコクに続き、第2話はベトナムのサイゴンを訪れます。
相変わらずの映像美ですが、今回は何と言っても、蓮子の池の美しさでしょう。
まだ朝焼けでうっすらとした明かりの中、美しいピンクのハスの花が映えます。
幻想的な美しさの中、フィルが足を取られながら歩く姿に思わず笑ってしまいます。
フォーといえばあっさりとしたイメージもありますが、牛脂とニンニクで炒めた牛肉が入ったフォーは旨味たっぷりな雰囲気です。
ベトナムは私も行ったことがありますが、米文化なので、日本人の口にあう料理も多いと思いました。もちろんニュクマムやパクチーなどは独特風味がありますが。
サイゴンは、美味しそうなグルメもさることながら、フィルとベトナムの人々や家族、子供たちとの交流を通じた、温かみを感じるエピソードが多く感じました。
先ほど紹介したハスの池で収穫したハスの茎を炒めて料理します。
ハスの茎といえば、日本でも地下茎が肥大化したいわゆる蓮根を食しますが、レンコンとは別のものなのでしょうか?気になるところでした。
食事にはその農家の家族とともにするのですが、その看板娘、ティナとエイミーがとにかく屈託のない笑顔で可愛らしかったです。
ベトナムのこどもは目が澄んでますね
その他にも公園で休憩中の人と交流したり、極め付けは小学校でのフィルの授業。
教育的には全くためにならなさそうな授業でしたが笑ただ単に食べ物を英語でリストアップして、あとは歌って踊るだけ。
それでも食べることを純粋に喜ぶ。何かこう根元的な感情に通ずるような印象を受けました。フィルは子供の扱いがとっても上手なんだな、と。
旅先で現地の人と交流しながら、美味しいものを食す。
多分一番最高な旅のあり方なんじゃないかと考えさせられました。