三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

2013-01-01から1年間の記事一覧

TPP加入でも”我関せず”な農家が実は多い?TPP加入による影響

本日、安部総理大臣がTPP交渉参加を表明しました。 昨日のニュースでは、政府試算によるとTPP加入によって農業生産額は3兆円減、とも報じられていました。日本の農業総生産額は8兆円なので、3兆円となるとなかなかのインパクトになります。しかしながら…

痕跡の残らない遺伝子組換え技術~新しい植物育種技術~

最近、EUでは新しい植物育種技術(New Plant Breeding Techniques)についての報告書がまとめられました。 その中で取り上げられているのは、遺伝子を改変した痕跡が全く残らない遺伝子組み換え技術が色々な形で開発されてきていることです。今回はその中の…

乳酸菌について

久しぶりの微生物紹介コーナーです。今回紹介するのはみんな大好き乳酸菌です。ヨーグルトに入ってて、人間の腸内環境を良くしてくれるアイツ、ぐらいにはみなさん認識されているのではないでしょうか。 そもそも乳酸菌ってなにかというと、ある特定の菌の…

世界農業遺産

里山・里海を中心に持続的な農業が取り組まれてきた能登地域,「トキと暮らす郷づくり」として生物多様性保全型の農業が認められた佐渡地域が昨年6月,世界農業遺産に認定され,メディア等でも注目を集めました。 ジアス(GIAHS:世界農業遺産)とは、FAO(…

栽培植物と農耕の起源

栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版 G-103) (1966/01/25) 中尾 佐助 商品詳細を見る 私たちが毎日食べている米や野菜。それら食物は、元々野生に生えている植物を栽培化されてきたものです。それらがどのように栽培化されてきたのかは、ただでさえ農業の現…

ハンターが絶滅する!?~見直される“狩猟文化”~

NHKのクローズアップ現代にて特集が組まれていました。ハンターというのは、いわゆる猟師さんのことで、趣味でシカやイノシシなどを狩猟する人たちのことです。趣味というと少し語弊があるかもしれません。古くから山間部地域においては、動物タンパクの確…

それでもボクはやってない

評判とは聞いていたのですが、重そうなのでなんとなく敬遠してました本作ですが、先日ようやく見ましたが、なかなかの見ごたえでした。 まず時間的にもかなり長めの上映時間なのですが、ほとんど中だるみなく、テンポ良く観れました。編集のテンポが良かった…

自給率よりも自給力が大切

強まる穀物自給率向上の声 進む都市化 農業人口、耕地面積の減少危惧 上記のニュースのように最近は中国でも日本と同じように食料自給率を向上しようという動きがあるようです。 記事の中で,食料自給率向上に目を向けなければならない理由として次のように…

映画 エイリアンシリーズに今更ながらハマる

最近映画「プロメテウス」がレンタル開始されていたのが何となく気になったので見ていたら、なんとプロメテウスとはエイリアンの前日譚とのこと。エイリアンといえば、子どもの頃に本当に恐怖しながら見ていたのを思い出し、プロメテウスの予習も含め鑑賞し…

IPM-総合的病害虫管理について

今日は農業の病害虫防除の考え方として最近とりあげられることの多いIPM(Integrated Pest Management)について紹介します。 IPMは直訳すれば、総合病害虫防除と言います。FAOが出している定義としては以下になります。 農作物に対する有害生物制御に応用…

トロフィーハンティングについて

狩猟用の飼育ライオンが1週間逃亡中、南ア 記事内で狩猟用のライオンが脱走と書いてあったので、ライオンに狩りをさせるのかな、と思ったら、逆でライオンが(ヒトによる)狩りの対象となるんだそうです。 これはトロフィーハンティングといって、ライオンや…

鳥インフルエンザ 研究再のニュース

2013年1月24日 鳥インフル研究を1年ぶり再開 ちょうど一年前に、東京大学の河岡教授をはじめとする研究チームは、高病原性鳥インフルエンザが少しの遺伝子改変によって、哺乳類同士で空気感染することを報告しました。しかし、当時アメリカ政府がその研究を…

農協の地域独占について

昨年の選挙では、日本維新の会やみんなの党が農業政策を語る際に、強い農業をつくるためには農協の地域独占を変えていく、ということを主張していました。 さて、農協の地域独占とはいったいなんなのでしょうか。大きく批判されているのは、主に次の2点で…

いじめの構造

いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書) (2009/03/19) 内藤 朝雄 商品詳細を見る いじめという現象を論理的に分析し、構造的に理解しようとするものです。読みながら自分の体験と符合する部分が多く、自分の中である程度美化されてきた青春…