三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

《マンガにみる食と農》美味しんぼ第6巻。海原雄山との対決スタイルが確立!?

美味しんぼ感想レポート。第6巻です。

 

第5巻の最後、海原雄山にやり込められ、本作のゴールである「究極のメニューづくり」へのやる気に火がついた山岡ですが、6巻に入ると、もう少しいつもの雰囲気に戻って、いつもの1話完結になります。

 

その中でも気になったエピソードはやはり海原雄山絡みです。

海原雄山との対決姿勢がより熾烈になってきました。前回までは、山岡の良い部分も認めるというスタンスを取ってきましたが、喧嘩を売って、一方的にやり込めるというやり方に変わってきました。食に関する知識比べで差をみせつけるという形です。

 

今後、雄山とのエピソードはこのスタイルが定着しそうな予感がします。その方が漫画的には、長続きというか、超えるべき目標が明確になる気がします。

 

個別のエピソードの感想は以下の通りです。

江戸っ子雑煮

お雑煮はトリビアの宝庫。その中でカマボコに注目するのは珍しいかも。


卵とフライパン

料理人は卵焼き専用のフライパンを使う。風味が卵にうつるから。食文化というのはお雑煮から高級食材から卵焼きまで幅が広い。美味しんぼで扱うテーマも幅が広くて勉強になります。


春の息吹

人間は生命あるものを食べなければ、自分の生命を維持できない罪深い存在。

名言だと思います。


真冬の珍味

どんな食材にも旬がある。一月過ぎたら、カラスミよりもイカの塩辛。


辛味の調和

わさびはきめの細かいおろし金でおろすと辛味が増す。でも、幾ら何でもわさびの辛さで破談になるかって思います。


日本のコンソメ

超能力者が出てくる変わったエピソード。


牛肉の力

野球選手の栄養管理批判。常識に切り込む感じが良い。


究極の作法

箸といっても様々。箸の使い方でそんなに怒らなくてもって思いますが。