三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

景品がなくても子どもが大盛り上がりのビンゴの正体とは?

「パパ、ビンゴやってー」

「ええ!?また?」

 

最近の我が家の日課となっているのは、寝る前のビンゴです。

6歳と4歳になる娘から、毎日のようにせがまれています。

昔は寝る前に「絵本読んでー」だったのが、今はビンゴなのです。

 

ビンゴといえば宴会のゲームでしょう。

会社の忘年会や結婚式の二次会で、一位になったらディズニーランドのチケットとか、和牛とかが当たるアレです。

別に景品に興味もないけど、酔っぱらった上司の話を聞かなくて済むなら、進んでやるのがビンゴです。普通は育児中にするゲームではありません。

 

しかし、どういうわけか、娘はビンゴをやりたがります。

もちろん、我が家で行うビンゴに景品はありません。景品がなくても子どもたちは大盛り上がりなのです。景品があったらもっと盛り上がるのでしょうが、景品があると姉妹喧嘩のタネになります。

競争して、喧嘩になると困るので競争もしません。

ビンゴなのに、競争もしないんです。

 

景品もない、競争もしないのに大盛り上がりのビンゴ。

実は、そんなビンゴがあるんです。

元はといえば、妻が買ってきたビンゴゲームです。どこで見つけてきたのかと思わず聞きたくなりました。

 

そのビンゴがこちら。海外のビンゴ製品になります。

HABA社の雲の上のユニコーン

 

 

 

そのビンゴはいわば、ビンゴゲームそのものを最大限楽しめるようにした商品でした。

ビンゴではなく、ビンゴそのものがおもちゃと言ってもいいかもしれません。

 

本来、ビンゴを行うためのビンゴマシーンはおもちゃではありません。

いや、もしかしたらカテゴリー的にはおもちゃなのかもしれませんが、買う目的はそれそのものでなく、あくまでビンゴをするためのツールです。なぜなら、ビンゴマシンにはただ、数字がたくさん書かれたシートと、数字が書かれた玉と玉を送り出す機械、それだけだからです。

 

そのツールとしてのビンゴのはずが、HABA社のビンゴゲームは、子どもにとってはそれだけでも楽しめる事になっているのです。

それはなぜか?

一言で言うと可愛いからです。

 

数字がたくさん書かれたシート、つまりビンゴシートは、可愛いイラストがいっぱい書かれたシートになっています。

数字が書かれた玉は、ビンゴシートに対応する可愛いイラストが書かれた札になっています。

 

このイラストが可愛くって、子供が喜ぶんです。

 

 

 

ルールもなんの捻りもないただのビンゴです。

 

まずゲームが始まる前に、イラストが書かれた札を裏返しおき、めくったら、ビンゴシートに、そのイラストがないかを確認していきます。

 

このめくった時に可愛いユニコーンが当たると、大喜びです。

次は何が出るかな。めくることそのものが子どもにとっては楽しいんです。

 

「紫のユニコーン探して」

「これはなんのイラスト?」

 

勉強になるとまでは言いませんが、ビンゴを通じて親子がコミュニケーションを取るきっかけにもなるのです。

 

そして、このビンゴゲームの恐ろしいところは次に紹介する事です。

ビンゴシートが使い捨てではないんです。

 

普通のビンゴのビンゴシートは、出た数字の部分を指で押して、めくれるようになっています。

あとでどの番号が出たか、一目で分かるようにしているのです。

したがって、使い終わったビンゴシートは再利用することはありません。

基本はビンゴは宴会用、家で何回も何回も繰り返し使うことはないでしょう。

 

ところが、このビンゴゲームは違います。

使いすてではないんです。

 

ビンゴシートに、めくったイラストがないかを確認し、そのイラストがあれば、キラキラしたクリスタルをビンゴシートのイラストの上に乗せます。

 

これも子どもたちが大喜び、小さくて凸凹したおもちゃのクリスタル。それだけだとただのもちゃの部品ですが、これを乗せることそのものに喜びを見出すのです。

コレクション欲を刺激するという意味合いもあるかもしれません。

 

 

 

この可愛いイラストやクリスタルとコレクション収集の要素が、子どもたちを夢中にさせます。シートに可愛いクリスタルを乗せて、集めるのが楽しいのです。

 

もはや子どもたちにとって、ビンゴはゴールですらありません。

ビンゴしたら、もっと続けると、ダブルビンゴ、トリプルビンゴは果ては、シートが全てクリスタルで埋まるまで続けるのです。

 

 

もう一回、もう一回。

やっていることはただのビンゴですが、おねだりを要求されることもあります。

 

ここまでくると驚きです。

 

私自身、ビンゴでここまで盛り上がるとは思っていませんでした。

景品もなく、競争することもなく、ここまで盛り上がるビンゴがあるなんて。

このビンゴゲームは、ビンゴをすることそのものを楽しいものに変えてしまっているのです。

子ども向けおもちゃとして確立されているのです。

 

 

HABA社のビンゴゲーム 雲の上のユニコーン

恐るべしでした。

 

調べてみるとHABA社はこの雲の上のユニコーン以外にも子どもが喜びそうなイラストのボードゲームをたくさん開発しているようです。

他のゲームもチェックしてみたいと思いました。

育児中、とりわけ娘さんをお持ちの家庭には、おすすめだと思いました。

 

さて、今日もまたビンゴの時間がはじまります。