読書量を増やしたい。
読書を習慣づけたい。
そう思いながらも日々の家事や仕事に追われたりして、なかなか読書の時間を確保することができない。
そんな悩みを持たれている方は多いのではないでしょうか?
かく言う私自身もそうです。
読書というのは習慣づけたくてもなかなか長続きしないことが多いんですよね。
本を読むのは好きなのに、時間がなくて諦めてしまう。
他に優先したいことができてしまう。
本当にしたいことを押し殺して、ついつい日常を過ごしがちになってしまいます。
そんな中、私は自分自身の本を読むスタイルを変えることで、少し読書量を増やし、習慣が長続きできるように変わってきましたので、今日はそれをご紹介したいと思います。
人によって読書スタイルというのはさまざまだと思います。
私は、一冊の本を読み切るまでは、次の本に移れない。そんなスタイルでした。
今から思えば、このスタイルがあまりよくありませんでした。
本を読む量というのは、よく「年間100冊読みました。」とか読んだ本の数を目安にすることが多いと思っています。実はこの年間○○冊というのは、実は曖昧なところがありまして、
読む本によってページ数も違えば、1ページあたりの文字量も違う。
要は、本によって文字量というのは、大きく変わってきてしまうのですね。
そこで、一冊読み切りスタイルを採用すると、もし分厚い500ページくらいある本を選択してしまうと、それを読んでいる間、読書の進捗がストップしてしまうわけです。
本の内容によっては、一気に読めることもあるでしょう。
でも、ちょっとでも難しい内容だったり、飽きる内容であれば、読むスピードも大幅に遅くなってしまいます。
一冊にかける時間が長くなってしまいますと、読みたい本のリストが今度は長くなってきます。
未読の本が積み上がっていくとストレスにもなるのです。
そうなると、こう判断してしまいます。
もう読書は時間かかるし、辞めた。
そうやって読書習慣がなくなってしまいます。
よくゲームでも挫折することがあります。
私の経験上、ゲームを最後までクリアできなかったのは、作業が面倒な長いダンジョンもあるかもしれません。
あまり一つのミッションに時間をかけすぎると、だんだんとやる気というのは失われていくものです。
難解な本は避けるべきなのかと言えば、それも少し違うと感じています。
では、どうすれば良いか?
私はここで、乱読を進めています。
乱読にしてから、読書量は上がったし、読了するスピードも上がったと思います。
乱読は、複数の本を同時並行で読み進めるスタイルです。
なんで初めからそうしなかったのだろうと後悔すらしています。
このスタイルにしてから、週に1冊か2冊は確実に読めるようになりました。
変な話、一冊ずつ読んでいくよりも効率的な読書が可能になったと思います。
きっかけは、図書館に通うようになったことです。
本というのは、たくさん買えば、金額がすぐに積み上がっていきます。
子育て中で、お金を節約する意味でも、図書館で本を借りるようにすることにしました。
図書館だと複数冊の本を同時に借ります。
一番効果が大きかったのは、締め切り効果でした。図書館というのは、本を借りることなので当然返却期限が存在します。
すると、無料とはいえ、締め切りまでに本を読み切らないという思いから必死に読みます。
夏休みの宿題のように、締め切り間近になってパラパラと全体を読むことだってあります。
この全体に目を通すというのは大事で、全体を目を通しているので、
面白そうか、役に立たないか、その程度の判断は可能になります。
万が一読み切ることができなくても、面白そうであれば、借り直したり、期待できるのであれば買ったりすることだって可能になります。
なので、まず乱読をすすめる図書館で借りて締め切りを設定するということです。
締め切りだけであれば、別に乱読でなくても良いのではないか?
と言われるかもしれません。
乱読にもコツがあります。
それは薄い本と分量が多い本。ライトなジャンルなものとヘビーなものを織り交ぜて本を読むということです。
食事シーンを想像してみましょう。
食卓に並んでいるものが、カレーにピザに揚げ物三昧だったらどうでしょう?
胃もたれを起こしそうな組み合わせですよね。
こんな組み合わせでは、いくら、それぞれがめちゃくちゃおいしくても、全部食べきることができません。ごはん、味噌汁、とんかつ、サラダみたいなバランスが良いとそれぞれに、影響しあって、むしろごはん全体が進むわけです。
つまり、本を選ぶときでも、いろいろなジャンルの本を組み合わせて読むことで、飽きることなく、結果として効率よく本を読むことができます。
思い歴史書を読んでいて、疲れたら、軽めのビジネス書を読んでみます。
軽めのビジネス書は、読めるスピードも早いと思いますので、成果が出やすいです。
重くても、軽くても、一冊読み切ったという成果は、満足につながります。
難しい本にチャレンジしていても、軽い本を合間あいまに挟むことで、
自分の読書実績を上げるスピードをそこなうことなく、読書を続けられるのです。
難しいボス戦に苦労したら、ちょっとしたサブミッションにチャレンジするのが良いのです。
軽い本は、スキマ時間も活用することが可能です。
家事や育児の合間にサッと読めるエッセイであったり、まとまった時間で読まなくても支障のない本を一冊用意しておくで、生活全体で本を読む習慣ができていくのでおすすめします。
読書の実績が増えていくと心なしか、生活全体が豊かになる気がしています。
読書習慣を根付かせるために一度乱読を試してはみてはいかがでしょうか?