三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

我が家でヒットした絵本紹介 女の子家庭におすすめ! 林明子セレクション 

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我が家では、娘二人と末っ子長男の三人の子供を育てています。

 


読書の好きな子供に育って欲しい。

そんな思いから、なるべくたくさんの絵本を読み聞かせをしてきました。

これまでの読書の中で100冊以上を読み聞かせてきました。

 


その中でも3人の子供たちが特に喜んだ絵本は、「林明子さん」の絵本でした。

林明子さんの作品では、ささいな家庭の日常の幸せが描かれています。

子どもたちは物語に自分の境遇を重ね、また大人も自分のこども時代に戻ったような、そんな懐かしい気持ちにさせてくれます。

今回は、そんな林明子さんの作品の魅力と、特に我が家でヒットしたおすすめの絵本を紹介します。

 


林明子さんの絵本を知らない、という人はその絵本の魅力を。

知っているけど他にも作品を知りたい方には、絵本選びの参考にしていただければと思います。

 

 

林明子さんについて

 

林明子さんは、1945年生まれ、代表作に「こんとあき」、「はじめてのおつかい」などがあります。

暖かい絵と少女が主人公の作品が多いのが特徴です。

 


林さんの作品は、大人を懐かしい気持ちにさせてくれます。

彼女の作品の読みきかせをしていると、子供のために読んでいるはずの大人が、いつの間にか童心に帰ってしまう。そんな気がするのです。

自分の子供の頃の記憶と絵本で描かれる風景がマッチしてしているからです。

 


というのも、林さんの代表作の多くは1980年代の作品です。

 


1980年といえば、ちょうど今読み聞かせをしている大人が子供だった頃の作品です。

ささいな日常の幸せを描いた作品群には、とても暖かくて懐かしい匂いがします。

 


そのやわからな絵の雰囲気とあいまって、

本を読み聞かせをしながら、ちょうど自分が子供だった時のことを思い出すのです。

 


そのことは逆に、絵本の世界と現代の子供たちが住んでいる世界とは風景が違うのではないか?

今の子どもも楽しめるのでしょうか?

歴史の古い作品であることで、そんな疑問も浮かびます。

 


でも、良い作品というのは、世代を超えます。

それは、我が家の三人の子供たちが証明しています。

 


古く懐かしい絵柄でありながらも、読み聞かせをすると、いまの子供たちも喜んで聞いてくれるからです。

特に林さんの作品は、小さな女の子が主人公のことが多いです。

二人の娘がいる我が家では、彼女の作品がヒットした理由であると言えるでしょう。

 


ここで林明子さん作品の中でも、特に人気があった作品を紹介します。

我が家では、何回も何回も繰り返し読んできた作品です。

自信を持ってお勧めします。

 


おつきさまこんばんは


林明子さんの作品の中では、一番低年齢向けの作品だと言えるでしょう。

夜になって、おつきさまが出てきて、沈んでいくまでのシンプルなお話です。

 


おつきさまが雲に隠れて、また現れる「いないいないばあ」的な構成が、子どもたちの心をくすぐるのでしょうか?

また、おつきさまの柔らかいお顔も人気です。

子どもたちからのリクエストの多い作品です。

 


満月の夜。

寝る前に子どもたちが、本物のお月様に気づくと、

「こんばんは!」

「くもさんどいてどいて」

と声をかけていました。

この絵本の影響です。

 


女の子向けの作品が多いと言いましたが、この作品は男子・女子問わずに喜んでもらえる傑作となっています。

 

 

 



 

きょうはなんのひ?

 


絵本大賞で受賞した作品とあって、読み応えのある作品になっています。

主人公のまみこが、紙に書いたクイズを家の中のあちこちに隠して、お母さんをキリキリマイさせるお話です。

 


子どもらしい、いたずら心が微笑ましく、謎解き要素があるのも面白い作品になっています。

 


まみこちゃんが仕掛けたクイズの手紙を、読み聞かせしながら、子どもと一緒に探す。いわば、ウォーリーを探せ的な仕掛けになっていて、子供と,コミュニケーションとりながら読み聞かせできます。

 


タイトル「きょうはなんのひ?」に対する「結婚記念日」という最後のオチには、読んでいる大人もほっこりさせられます。

幸せな家庭に対する憧れも思い起こす名作になっています。

 

 

きょうはなんのひ? (日本傑作絵本シリーズ)

きょうはなんのひ? (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者:瀬田 貞二
  • 発売日: 1979/08/10
  • メディア: 大型本
 

 

 

いもうとのにゅういん

 

これも、いもうとが体調不良で入院するという、家庭のちょっとした日常の中の非日常を描いた作品で心が温まります。

この作品が、我が家でヒットしたのには理由があります。

それは、我が家の子どもに、姉妹が含まれているからです。

ちょうどこのことは、この作品の設定にとても大きくマッチしているのです。

 


なんてたって、「いもうとのにゅういん」ですから、自分と境遇が似ている物語の登場人物に自分を重ねながら、物語世界に没入しているのかもしれません。

 


読み聞かせをしている私自身も、そこを意識しています。

登場人物の名前としては、あやちゃんとあさえちゃんですが、あえて、私はそこを実の娘の名前に代えて読み聞かせています。

それをすると、子供の喜ぶこと、喜ぶこと。

 


実際にこの絵本にハマっている時期にいもうとが、インフルエンザでかなり重症化して、

入院までは行かないまでも、看病が必要になったことがありました。

そのことで、よりこの物語世界に臨場感を生むことになったのだと思います。

 

 

いもうとのにゅういん (こどものとも傑作集)

いもうとのにゅういん (こどものとも傑作集)

  • 作者:筒井 頼子
  • 発売日: 1987/02/25
  • メディア: 単行本
 

 


以上、我が家で特に人気のあった作品たちを紹介してきました。

 


林さんの作品は、自分自身の家庭の日常と共鳴する作品が多いと思います。

まさに家庭に寄り添う優しさを感じられます。

特に、女の子家庭にとっては、おすすめする絵本が多いので、これを機会にぜひチェックしてみてください。

 


みんなで一緒に懐かしい世界へと旅しましょう。