三児の父はスキマ時間でカルチャーライフ

仕事も趣味も育児も妥協しない。週末菜園家が、三児の子どもたちを育てながら、家事と仕事のスキマ時間を創って、映画や農業で心豊かな生活を送るブログ

子どもに読書習慣を身につけさせるには? かいけつゾロリの読み聞かせで解決!

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自分の子供に読書習慣を身に付けさせたい、子を持つ親の願いだと思います。

でも、読書習慣を身に付けさせるのは簡単ではありません。

 


私も三人の子供を育てています。一番上の子がまだ小学生になったばかりで、児童書ならようやく一人で読めるようになったかな、というところです。

 


ただし、読めるようになったからと言って、読んでくれるとは限りません。

小学校で初めて冬休みの宿題で読書というものが出ました。

私も今苦労しているところです。

 


今回は、小学校低学年くらいの子供に読書習慣を身に付けさせるきっかけづくりについて、

自分自身の経験談も踏まえて紹介したいと思います。

 


読書習慣がなぜ必要か?

 


私は子供ができて以来、それなりに育児書というものに目を通してきました。

そこで書かれていることは共通していることも多いです。

その中で繰り返し登場するのが、「読書習慣」です。

 


というか、学力を身に付けさせる系の本で読書に触れていない本はないと言っても過言ではありません。

もはや、読書習慣は「鉄板」なのです。

 


例えば、学力を身に付けさせる上での名著「見える学力、みえない学力」でも読書習慣の大切さは説かれています。

 


読書体験は半分読み聞かせからはじめる

 


それでは、読書習慣を身に付けさせるにはどのようにしたら良いか?

先に紹介した「見える学力、みえない学力」では、読書を習慣づける前に、原稿用紙に書写させる「聞き写し」「書き写し」なども紹介されています。

 


これは意外と難しい。

野球したくない人に、素振りの練習をさせるような難しさがあります。

どれだけ大事だと親がわかっていても、興味もないのに、書き写しや聞き写しを子供が行うことは難しいのです。

そもそも読書というものに興味を持ってもらうこと自体が難しいのです。

 


私も、小学校になったら、子供に本を読んでもらいたい。

そんな思いで、インターネットで小学校低学年向きの良さそうな本を探しました。

その結果「なぞなぞの好きな女の子」という本に出会いました。

その本を買い与えたところ、最初2、3ページパラパラとめくっておしまい、

 


ほとんど読んでもらえませんでした。

本を買ったら読んでもらえるものではない、そのことを痛感しました。

 


それでは、どうやったら、本に興味を持ってもらえるのだろうか?

 


「なぞなぞの好きな女の子」の失敗で気づいたことがあります。

小さな子供は、そもそも読むのがしんどいのです。

読めるようになったからといって、いきなりスラスラ読めるわけではありません。

そこで、私はやっぱりまずは読み聞かせからスタートしました。

すると、名著とだけ紹介されていることだけあって、ストーリーについては、興味を持って聞いてくれたのです。 

 

 

なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5)

なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5)

  • 作者:松岡 享子
  • 発売日: 1973/02/10
  • メディア: 単行本
 

 


私はそこで、ページごとに子供に読んでもらう手法を取りました。

半分読み聞かせ、半分読んでもらう形にしたのです。

 


そうすることで、本そのものに興味を持ってもらうことを優先したのです。

 


それでもまだ十分ではありません。

読むこと自体に興味を持ってもらっても自発的に読むという行為までにはまだ時間がかかりそうです。

 


そんな時に救世主が現れました。

「かいけつゾロリ」シリーズです。

 


はじめに自分で読ませるのは、かいけつゾロリシリーズがぴったり

 

かいけつゾロリは、言わずと知れた小学生くらいに大人気のシリーズです。

原ゆたかさんの作品で、アニメからはいる人も多いのではないでしょうか?

 

妻がたまたま、このシリーズを持っていたので、

いつものように本に興味を持ってもらおうと読み聞かせてました。

その時は、半分読みきかせ、半分読んでもらう形にしていたのです。

朝の登校前で、時間がなくなったので、続きはまた今度、ということにしました。

 


ところが、その日の晩のことです。

なんと娘は、その続きを自発的に読んで読了まで進んでいたのです。

こんな経験は初めてでした。

 


いつもは自分が面倒くさがって、読まないのに、今回は私が読み聞かせすることなく、最後まで読みおおせたのです。

これには驚きでした。

 


娘は、読んだかいけつゾロリの内容をおもしろおかしく私に紹介してくれました。

そこで気づきました。

 


「あ、かいけつゾロリ」って面白いんだ。

そう、本に興味を持ってもらう最大の方法って子供が読んで面白いと思う本を選んであげることなんだなって思いました。

子供によってどんなストーリーが面白いのかは正直わかりません。

かいけつゾロリの場合は、ちょっとミステリアスやサスペンス要素があって、続きが気になる仕組みになっているのかも、と気づきました。

 


イラストと文章のバランスが、子供にとって読みやすいというのももちろん、あります。

キャラクターが吹き出しで喋るシーンも多く、まるで漫画のような感覚で、読み進められるのも、ゾロリの良いところなんだと思います。

 


運よくかいけつゾロリはシリーズであります。

今は何冊か、その手法で本を読ませています。

 


魔法少女、王子さま、おばけ。

ゾロリは、子供が興味を持ちそうなテーマ設定がされています。

子供に選ばせて、興味を持ったお話から読み聞かせるのが良いと思います。

 

 

今回はたまたま、読んだ本が子どもにヒットしました。

大人のエゴは捨てて、子どもが読ませたい本より、子どもに選んでもらうのがよいのかもしれません。

 

 

まとめ

ここまで、かいけつゾロリの読み聞かせが読書習慣づくりのきっかけになるとお話してきました。

最後にまとめさせていただきます。

 


・子供はいきなり全部読むのはしんどい。きっかけは半分読み聞かせから

・はじめに読ませるには、かいけつゾロリシリーズがぴったり

 続きが気になるストーリー

 読みやすい絵と文章のバランス

 子供が興味を持つテーマ設定

・子供が面白いと思う本が一番。読む本は子供に選んでもらう