映画
現代のアメリカを描いた社会派ホラー 映画に目の肥えた人だったら気づいていたかもしれません。 でも、私はまんまとだまされてしまいました。いわゆるドンデン返しです。 世間的にはドンデン返しよりも社会派ホラーとして知られている本作「アス」 。 監督の…
面白かった! 映画を見ていて予想外の傑作に出会った時ほど嬉しいことはないですよね。 韓国製スリラー映画の日本リメイク。ジャンルを聞いた時点で、劇場公開時にはスルーしていた「見えない目撃者」ですが、ネットでの評判も聞こえてきたのでレンタルして…
本投稿では決定的なネタバレは避けていますが、ストーリーに触れていますのでご注意ください あぁ私はきっと、この監督の新作が出る度に映画館に足を運ぶことになるだろうな。 そしてその度に、生涯記憶に残るトラウマシーンを積み上げていくことになるんだ…
「人は期待が大きければ、大きいほど、失敗した時の絶望も大きい」 これは意訳ですが、本作の劇中で田中泯演じる平山中将の台詞です。 映画一般についても同じがことが言えると思います。 観た映画を面白いと思うかどうかは、観る前に、その映画をどの程度期…
レースの見方を180度変えてくれた作品 あらすじ ハリウッド版の半沢直樹 ケン・マイルズと家族の関係に男泣き 受け継がれていく意志ースパナに込められた思い レースの見方を180度変えてくれた作品 ル・マン24時間耐久レースと聞くと、大学の頃を思い…
思い出のマーニー。米林宏昌監督のスタジオジブリ作品。興行としてはパッとしなかったものの、実際観ると心を打つ良作でした。 物語は、主人公杏奈が喘息の療養のために、夏休みの間だけ、入江が綺麗な片田舎に引越してくるところからはじまります。借りぐら…
黒人警官がKKKに潜入捜査。舞台立てだけ聞くと、ダイナミックなクライムサスペンスを想像するかもしれないけど、全編クールで落ち着いた演出がなされています。 激しい差別表現や暴言があるわりに、主人公たちの演技は抑制が効いているし、潜入捜査がバレる…
映画好きを語るならばヒッチコックの一作でも観ておかないと、と「サイコ」を鑑賞。古い作品でありながら、(色んな意味で)あっと驚くストーリーで印象深いシーンに溢れた名作です。確かに、練られた脚本とか、映画ならではの映像表現、なんてのは現代の方…
インフィニティ・ウォー公開以来誰もが待ち望んだシリーズ最終作。 期待が膨らみすぎて、正直上映中も先を観るのが怖くなるほど、不安も大きかったです。 ただ、最後まで観て、本作はただの一本の映画ではない。11年続いたマーベル映画の集大成だという事実…
思えば、特報を観た時が一番ゾクゾクしたかもしれない。 マーベル史上最凶の悪、いわばヴィランが主人公。どんな物語が語られるのだろうかと。 ホラー映画のような映像センスと主演はトム・ハーディで期待は膨らむばかりでしたが、蓋を開けてみれば、わりと…
待望のエム・ ナイト・シャマラン監督の最新酒。 シャマラン監督作品はエア・ベンダー(黒歴史)以外は、視聴してます。 前作「スプリット」でのラストでは、アンブレイカブルと世界が繋がっているというまさかの展開でびっくり。 さらに、エンドロール後の…
プレデターといえば、八十年代のSFアクションの代表作で、昔はテレビでも繰り返し放映されていました。 2018年に公開された「ザ・プレデター」はリブート作品かなって思ったら一応過去作の続編にあたる作品ということです。プレデターの存在は政府機関レ…
あのディズニーの大人気キャラクター「くまのプーさん」が実写化。しかもクリストファー・ロビンが大人になってます。 攻めた設定と思ったけど、プーさんを子供の頃楽しんだ世代のほとんどが今や大人なわけで。 マーケティングです。 てなわけで、ディズニー…
2018年はおかげさまで映画を観る機会に恵まれました。 今回は今年観た映画のランキングをお届けします。 まず、総評的なところで行くと、全体的に今年はレベルが高く感じました。何と言ってもブラック・パンサーやボヘミアン・ラブソディなどの大作が1…
あらすじからは想像出来ない深みのある人間ドラマ 1973年に「バトル・オブ・ザ・セクシーズ(男女間の戦い)」と称された実在のテニスマッチが題材の映画化作品。 優勝賞金が男性の1/8に憤りを感じたテニス界の女王ビリー・ジーン・キングは、女子テニス…
知らない人は知ってから鑑賞を 映画を鑑賞する前にどれくらい事前情報を入れて臨むかというのは大きな問題です。こと伝記モノの映画については、事前に概要は掴んでおいた方が楽しめます。 そんなことを再確認させてくれたのが、映画「アイ、トーニャ 史上最…
5作以上続くシリーズもので、見続けてる映画ってあまりないのだけれど、ミッションインポッシブルだけは新作が出るたび観ている気がする。 そして6作目にして、面白くて感動して震えながら鑑賞することになるなんて、思いもしなかったです。 今回最高傑作…
初週視聴者満足度No.1の話題作 難病もののようでちょっと違う構成 人物描写の積み重ねが写す多面性 初週視聴者満足度No.1の話題作 先日レンタル開始されたワンダー君は太陽を視聴しました。 フィルマークスでの6月3周目の初週視聴者満足度No.1ということで、…
パッケージデザインからは想像できないストーリー 過度に同情を促さない距離感 この世界の現実と夢の世界への逃避 子供達の日常演技・演出に脱帽 パッケージデザインからは想像できないストーリー パッケージデザインからは想像も出来ないほどの、辛い貧困の…
誰もが幸せになる魔法がかかった映画 カメラを止めるな!を観た時、映画制作への熱意みたいなものに触れ、クリエイティブなものに対する憧れを感じました。 映画制作への熱意という意味では、「ブリグズビー•ベア」も愛に満ちた作品であったと思います。 こ…
映画を観るときの鑑賞ポイントは人によりまちまちだと思います。 ストーリー、役者の演技、アクションなどなど。 私はその中でも脚本の面白さを重視します。結構脚本家の名前で観る映画を決めたりもするぐらいです。 完璧に作り込まれた絵づくり ストーリー…
デッドプール2がレンタルが開始されています。 デッドプールは、マーベルコミックスのヒーローですが、アメコミの中ではかなり異端の存在です。映画の途中で「この脚本良くないよね」とメタ発言をしたり、観客に向かって話しかけるいわゆる第四の壁を越える…
今回感想をお届けするのは、映画界隈で大変好評の「カメラを止めるな!」です。 実際に見てみれば納得。というかしのごの言わずにとりあえず見てくれ!と周囲の人に声をかけたくなるような大傑作でした。 結論から言うと、映画館で面白すぎて涙を流すことに…
本ブログでは、毎週TBSラジオ アフター6ジャンクションのムービーウォッチメンのコーナーで宇多丸さんの時評を聴く前に、予習で映画を鑑賞しています。 今回の課題映画は「クソ野郎と美しき世界」です。 元SMAPの3人がジャニーズ事務所から独立して立ち上が…
前回は、火垂るの墓の全体的な感想をお伝えしました。 この映画の中で、困窮する清太に農家が食料を分けてくれないというシーンがあります。 子供の頃、鑑賞したときには、その寛容の無さに、農家に対する怒りすら感じていました。 戦時中の農家は、目の前の…
火垂るの墓見ました。 子供の頃に見て、重いテーマでもあり、それ以降はなんとなく敬遠していた作品でした。 ”戦争が生んだ悲劇の物語”という以上に意味を感じず、むしろドヨーンとテンションが低くなるだけの映画、という認識が一度見たときにコビりついて…
本ブログでは、毎週TBSラジオ アフター6ジャンクションのムービーウォッチメンのコーナーで宇多丸さんの時評を聴く前に、予習で映画を鑑賞しています。 今回の課題映画はジュマンジ ウェルカムトゥザジャングルです。 本作は1995年公開ロビンウィリアム…
本ブログでは、毎週TBSラジオ ウィークエンドシャッフルのムービーウォッチメンのコーナーで宇多丸さんの時評を聴く前に、予習で映画を鑑賞。その感想レポートをお届けしていましたが、去る3月31日(土)に、惜しまれつつも番組終了。 その後の展開が心配さ…
このブログでは、映画における食農表現に着目して記事にしてきました。映画の中でどのように、食や農が表現されているか。映画のジャンルやテーマに問わず、時には映画のワンシーンのみでの紹介の時もあったと思います。 今回紹介する映画は、映画における食…
毎週TBSラジオ ウィークエンドシャッフルのムービーウォッチメンのコーナーで宇多丸さんの時評を聴く前に、予習で映画を鑑賞。その感想レポートをお届けしています。 今回の映画は「ちはやふる〜結び〜」。 前回、予習の予習編ということで「上の句・下の句…